マックアース傘下のスキー場スキー場経営大手のマックアース(兵庫県養父市、一ノ本達己社長)は、長野・新潟県境にある大型スキー場「斑尾(まだらお)高原スキー場」を買収した。

県内のスキー場を相次ぎ買収・運営受託しているが、9カ所目で最大規模のスキー場になる。北陸新幹線の延伸開業で停車駅となる飯山駅に近く、すでに傘下におさめた近隣のスキー場との相乗効果を図る。

不動産ファンドのダヴィンチ・ホールディングスからスキー場の資産や、斑尾高原ホテルなどを買い取り、運営会社の正社員約30人などをそのまま引き継ぐ。買収額は数億円規模と見られる。スキー場の以前の経営会社は、過大投資が重荷となり2005年に民事再生法の適用を申請、ダヴィンチが営業権を取得していた。

同スキー場の11年度の入場者数は21万人。リフトを12基備えた大規模スキー場で、買収の対象が中小規模から大規模スキー場にも広がってきたと言える。
北陸新幹線が14年度末に金沢まで延伸開業すると、JR飯山駅は新幹線の停車駅となる。同スキー場は駅から車で20分程度の距離にあり、首都圏からのアクセスが大幅に改善する。

マックアースは同じく飯山駅に近い高社山麓でも昨冬から「X―JAM高井富士」など5スキー場を「Mt・KOSHA」として一体運営や連携をしている。マックアースが経営する黒姫高原スノーパーク(信濃町)も含め、相乗効果を今後模索するという。

斑尾高原スキー場はピーク時の1990年代初頭には70万人近くを集めたがその後は減少。マックアースは85年の設立で、08年にスキー場運営に参入し、積極的に買収を進めている。共同で宣伝広告をして集客するほか、リフトの整備を内製化してコストダウンを図るといった施策を進めている。11年9月期のグループ売上高は62億円。
(日本経済新聞)