県観光部は、2011〜12年シーズンの県内スキー場の利用者状況をまとめた。昨年11月〜今年5月に営業した87カ所の利用者数は延べ697万7000人と、前季を5・5%上回った。ただ、東日本大震災の影響がなかった11月〜2月末で比較すると5・2%の減となり、厳しい集客状況は続いている。

利用者数が増加に転じたのは4季ぶり。

月別では3月が前年同期比76%増、4月が同33.2%増となり、県は、震災による落ち込みからの回復が要因と分析。県スキー発祥100周年の宣伝効果も表れたとみている。

一方で、2月末までの利用者は、前年同期より28万8000人少ない延べ528万5000人で、特に11月と2月が落ち込んだ。「高速道路の休日割引の終了に加え、一部のスキー場では11〜12月の雪不足も影響した」という。
利用者数が最も多かったのは志賀高原(下高井郡山ノ内町、19スキー場)の97万3000人。前季からの増加率では、白樺湖ロイヤルヒルスキー場(茅野市)が全体で3番目に高い25.9%、中央道伊那スキーリゾート(伊那市)が4番目の20.3%となった。

地方事務所別でみると、諏訪(7カ所)は計46万9000人で11.1%、上伊那(3カ所)は計11万8000人で8.6%それぞれ増えた。

同様に調査するスケート場利用者(10カ所)は2・9%増の延べ31万9000人。エムウェーブ(長野市)に次いで多いやまびこスケートの森スケート場(岡谷市)は18・1%増の8万人、茅野市運動公園国際スケートセンターは横ばいの5万4000人だった。

県によると、県内スキー場の利用者は、1992年度の2119万人をピークに減少傾向となっている。
(長野日報)