群馬のスキー場、冬季以外の集客に力 群馬県内のスキー場が冬季以外の集客策に取り組んでいる。川場スキー場(群馬県川場村)はスケートボードなどを楽しめる施設を開設する。草津国際スキー場(群馬県草津町)は女性を対象にしたハイキングイベントを拡充する。スキー人口が伸び悩むなか、年間を通じて集客できるようにする。

川場スキー場を運営する日本スキー場開発(東京・千代田)はスキー場の隣にある土地を川場村から借り、エアガンなどを使って陣取り合戦をする「サバイバルゲーム」の施設を7月1日に開設する。「ベースキャンプ・カワバ」で、総面積は約30万平方メートル。

キャンプ場として使われていた土地で、森林に囲まれているため、騒音対策が必要ないのが特徴。スキー場の整備で使う重機や建機を使い、同社の社員が造成する。

またスキー場の駐車場を一部改装し、スケートボードなどを楽しめる「カワバ・スケートパーク」も開設する。若年層に人気のあるストリートスポーツのファンを呼び込む。シーズンオフの期間だけで年2000人程度の集客を見込む。

草津国際スキー場は山歩きの初心者や登山好きの女性「山ガール」の取り込みを狙う。昨年始めた、女性限定のガイド付きハイキングツアーの定員を1.5倍に増やす。高山植物のコマクサ観賞やパワースポットとして人気の名所をアピールする。レストランでの食事や露天風呂の割引券をつけ、一日中楽しめるようにした。ハイキング客を増やすことで、ロープウエーを一年中ムラなく稼働させる。

宝台樹スキー場(群馬県みなかみ町)は7月、二輪車好きが集まる「バイクミーティング」を開催する。スキー場の駐車場を開放し、二輪車で入場できるようにする。「イベントで来た人の宿泊や飲食が期待でき、経済効果が大きい」(みなかみ町観光協会)として、毎年恒例のイベントに育てる狙い。
(日本経済新聞)