2011〜12年シーズンに県内のスキー場を訪れた利用者が697万7000人に達し、4季ぶりに前シーズンを上回ったことが25日、県観光部のまとめで分かった。

昨年11月から今年5月末までの県内スキー場87か所の客入りを集計。総利用者数は、東日本大震災の影響で激減した前シーズンの661万人から36万7000人(5・5%)増えた。

増加率が最も高かったのは、白馬さのさかスキー場(白馬村)で、26・7%増の5万6000人を集めた。スキー場の天気を告知する女性客の写真をホームページに掲載する企画「雪山ガール天気予報」で話題を呼び、集客につながった格好だ。
2位以下は、聖高原スキー場(麻績村)や白樺湖ロイヤルヒルスキー場(茅野市)、中央道伊那スキーリゾート(伊那市)、武石番所ヶ原スキー場(上田市)が20%台で続いた。主に営業日数増加やPR拡充などが奏功した。

利用者数のトップは、志賀高原スキー場(19スキー場合計)の97万3000人。北志賀高原スキー場(4スキー場合計)が54万1000人で続いた。上位では、36万3000人を集めた野沢温泉スキー場の15・1%増という増加率が目立った。

月別で見ると、3月は、東日本大震災後に客入りが激減した昨年から76・0%増の143万人を集めた。ただ、繁忙期の1月は223万人、2月は212万人と、ともに前シーズンを下回った。県観光部は「全体では前シーズンより増えたものの、減少傾向に歯止めはかかっていない」と分析している。

県内のスキー伝来100周年の節目だった11〜12年シーズンに官民で誘客に取り組んだ「『スノーリゾート信州』プロモーション委員会」は、12〜13年シーズンに向け、子供や家族連れを重点的なターゲットとしてスキー場に呼び込む戦略。7月にも作業部会を設け、具体策を検討するという。
(読売新聞)