採り頃を迎えたワラビ飯山市豊田の戸狩温泉スキー場が、ゲレンデのワラビ自生地に5年前から肥料をまき続けたところ、細かったワラビが太くなり、量も増えてきた。ゲレンデのほぼ半分を「観光わらび園」と名付け、摘み取り客を受け入れている同スキー場は、ことしからPRを本格化させている。

わらび園は2009年に開園した。冬以外の収入を検討していて思い付いたといい、山形県内の取り組みなどを視察し、事業化した。肥料は毎年、5月にまいている。

その結果、食べ応えのある太いワラビが目立つようになり、生える場所も拡大。全体で100ヘクタール余りあるゲレンデのうち、ことしは農地を除く50〜60ヘクタールをわらび園と位置付ける。

スキー場の吉越誠雄(のぶお)社長(67)によると、ワラビが増えるにしたがい、ゲレンデからススキが減っている。ススキは背丈が伸びるため、スキーシーズン前の除草で手間がかかる。同社長は「ワラビを始めて良いことが多い」と話す。
ワラビを広く紹介しようと、スキー場は13日に初の「わらび祭り」を企画。来園者に、栄養ドリンクなどを振る舞う予定だ。わらび園は入園料千円で3キロまで収穫できる。問い合わせは同スキー場(電話0269・65・2359)へ。
(信濃毎日新聞)