登別大谷高校スノーボード部(宮武和弘監督)の佐藤圭君=3年=と越坂綾菜さん=同=が、プロも参加する全国クラスの大会で上位入賞の活躍を見せた。シーズンを終え2人は「夏場のトレーニングをみっちりし来季に備えたい」と来年3月で閉校する同校に花を添える構えだ。

佐藤君はJSBA全日本選手権ディアルスラローム(DS)4位、SAJ全日本ジュニア選手権ジャイアントスラローム(GS)7位など、数々の大会で上位入賞した。その中でも出場選手の大半がプロ選手という「PSA東北in猪苗代DUプロ選手権」(3月11日、福島県猪苗代)DSで高校生としては過去最高の4位。プロ資格も取得した。

ハードな練習で腰を痛めて臨んだ佐藤君だったが「まさか入賞できるとは思わなかった。腰の調子が良くなかったので『無理しない滑り、転倒しない滑りを』と心掛けた。最高の滑りができた」と笑顔で振り返る。

勝ち進むにつれプロ選手が佐藤君にアドバイスする場面も。「とてもうれしくモチベーションが上がった」と力に変えた。来季に向けては「この夏は筋力トレーニングに励み、ウエートを7〜8キロ増やし全日本で優勝を狙う」と意気込む。
越坂さんはJSBA全日本選手権DSジュニア女子で2位、SAJ全日本ジュニア選手権GSで4位など。中でもプロや全日本強化選手が出場する「FIS全日本選手権」パラレルジャイアントスラローム(4月5日、ルスツリゾート)で強豪を退け8位入賞を果たした。

この大会まで攻めの滑りができていなかった越坂さん。「プロも出る大会だったので『プロの滑りを学び楽しむつもりで臨んだ」。その気持ちの持ち方が攻めの滑りにつながった。「まさか好成績を残せるとは」と喜ぶ。

プロの滑りを間近で見て「コースが荒れていても安定している」と感想。「シーズンを通して戦える体力を付ける。走り込み、筋力トレーニングに励む」とオフシーズンの努力を誓った。宮武監督は「いろいろな大会に出場し自分の欠点が分かったはず。技術、体力面向上へ指導していきたい」と話していた。

同部、ただ一人の最上級生だった木村直美さんは輝かしい成績を残し、3月に同校を卒業し北翔大学に進学した。
(室蘭民報)