びわ湖バレイ=21日午前、大津市木戸(写真:産経新聞)桜の名所として知られるびわ湖バレイ(大津市木戸)で、ソメイヨシノやヤエザクラなどが見頃の時期を迎えたにもかかわらず、ロープウエーの定期点検に伴う休園と重なり、訪れた花見客をがっかりさせる事態が続いている。

桜の開花が例年より約1週間遅れたが、大型連休前に点検を終える必要があるため日程を変更できず、やむなく当初予定した通り休園にしたという。

各地の桜の開花状況を知らせるJR西日本のホームページによると、びわ湖バレイは18日に「満開」となっていた。しかし、翌19日から27日まで、予定通り定期休園に。実際には見物できないことから、JR側は19日から桜の開花について「おわり」としている。

ところが、びわ湖バレイの桜は、実際にはまだ見頃で、19日以降も桜を見物しようと駆け付ける人が後を絶たない。ゲートの向こう側には見頃の桜が見えるが、「営業終了」と書かれた看板が立つ。

車などで訪れた花見客はそのまま来た道をUターンし、中にはがくぜんとした表情で立ちつくす人も。訪れた大津市坂本の男性(77)は「そろそろ見頃と思ってきたが、今年は残念」と話した。

びわ湖バレイは比良山系にあるスキー場だが、春には琵琶湖を眺望しながら約千本の桜が楽しめる。例年の満開時期には、平日で200〜500人、休日には約千人の花見客でにぎわう。

広報担当者は「自慢の桜を今年も多くの人に見てほしいが、大型連休の準備のため、どうしても4月中にロープウエーの安全点検をしないといけない。楽しみにしていたお客さんには申し訳ありません」と陳謝している。
(産経新聞)