東日本大震災の発生直後に福島県南相馬市から千人近い避難住民を受け入れた片品村で、義援金の募集など支援活動を行ってきた同村土出のスキー場「尾瀬岩鞍リゾート」は十九日、全社員三十人が同市役所を訪れ、「南相馬市原町スキースノーボードクラブ」の鈴木有治会長に義援金約二十七万円を贈呈した。

同リゾートは昨年八月末まで約五カ月間、併設する宿泊施設「岩鞍ハウス」で最大約百人、延べ約二千人の避難住民を受け入れた。

この間、所有するバスで病院や買い物の送迎など避難住民を支援。スキーシーズンにはオリジナルリストバンドを五百円で販売し、売り上げの一部を同市へ贈る「岩鞍絆リストバンドキャンペーン」を展開した。

同リゾートは「義援金は被災地の子どもたちへの支援として、スキーやスノーボードのジュニア選手の育成に役立ててほしい」と贈呈先を同クラブに決定。同クラブは市民を対象にしたスキーとスノーボード教室を開いており、鈴木会長は「温かい気持ちに感謝している。ツアーで尾瀬岩鞍リゾートに行き、交流を深めたい」と話していた。
(東京新聞)