22日、シンガポール華字紙は「中国の一部の観光地は無秩序」と題した記事で、中国で優良観光地に指定されている場所でも全く秩序が守られていない実態を報じた。写真は黒竜江省のスキー場。2012年3月22日、シンガポール華字紙・聯合早報は「中国の一部の観光地は無秩序」と題した記事を掲載した。

春節(旧正月)に中国東北部の黒竜江省に友人らと遊びに行ったシンガポールの24歳の大学生、林奕竜(リン・イーロン)さん。思い切りスキーが楽しめると期待に胸膨らませていたが、結局、がっかりして帰ってきた。

現地に到着後、入場料140元(約1800円)のほかに250元(約3200円)のコーチ代を払う必要があることを知った。しかも、コーチは授業開始から30分もたたないうちに終わりを宣言。「さらに200元(約2600円)払え」と言い張るコーチと口論に。結局、林さんは一銭も払わず、コーチは手ぶらのままその場を去った。
スキー場には「チップを求めてはならない」との張り紙もあるのに、コーチはこれを無視した形。林さんは、他の多くの観光客同様、管理事務所にクレームを入れた。「スキー場側が謝ってきても、2度と行きたくない。もちろん、友人らにも勧めない」と話している。

林さんが行ったスキー場は「4A級観光地」に指定されている。中国旅游局が1999年に出した国家基準だ。等級は上から4A、3A、2A、A級の4段階。2007年にさらに上のランクの5Aが設けられた。同局はその基準を「国際競争力のある観光地」としている。5Aは今年1月時点までに、北京の故宮や万里の長城などを含む125カ所が指定を受けた。

だが、今年1月に中国の観光地の質を査定する「全国旅游景区(観光地)質量等級評定委員」が5Aの観光地を抜き打ち検査したところ、13カ所が基準を満たしていなかったことが分かっている。
(Record China)