八ケ岳連峰北部の北横岳(2480メートル)に架かる茅野市の「ピラタス蓼科ロープウェイ」が4月1日から「北八ケ岳ロープウェイ」に名称変更する。名前の由来となった「ピラタス山」(スイス)と「蓼科」を外し、本来の所在地の「北八ケ岳」をPRしていく狙い。運営するロープウエーと同名の第三セクター(荻原芳一社長)が決めた。同社も「北八ケ岳リゾート」と名称を変える。

高峰が南北に連なる八ケ岳連峰のうち、北八ケ岳は原生林に覆われて池が多いのが特徴。同社では名称変更と共に、山麓(さんろく)駅と山頂駅にエレベーターやスロープを設置して障害者や高齢者が利用しやすくし、駅舎も改装する。施設のリニューアルオープンは7月1日の予定。また、茅野市内の全小中学校にロープウエーの無料往復券を配り、北八ケ岳の魅力を知ってもらう計画だ。
同ロープウエーは1967年に県企業局などが「日本ピラタス横岳ロープウェイ」として開設。山頂駅がある坪庭から南・北・中央の日本アルプスが一望できるため、ヨーロッパアルプスの眺望で知られるピラタス山にちなんで命名された。併設のスキー場リフト客を含め、年間乗客数はピーク時の96年度が約150万人だったが、10年度は約50万人。
(毎日新聞)