海外に寄贈のバス、なぜか国内各地に大阪の市営バスは赤字が続いており、橋下市長の改革では民営化も取りざたされています。

この大阪市営バスの中古車両が、外見はほぼそのままの形で、遠く離れた宮城県の仙台空港の中を走っていたり、長野県のスキー場などでお客さんを乗せていたことがわかりました。大阪市からどういうルートで流れたものなのか、橋下市長は「不正があれば厳正に対処したい」としています。
仙台空港に到着した飛行機に横づけされているバス。大勢の乗客をターミナルまで運んでいますが、よく見ると外観が大阪市営バスそのものです。津波の被害を受けた空港を支援するため、大阪市がバスを提供しているのかと思いきや・・・。

「約束が守られていない車が走っていておかしい。ドミニカの支援のため(バスを)譲渡―」(大阪市交通局 永立恵幸業務課長)

ドミニカ共和国に寄贈し国際貢献に役立てるとして、市が4年前、NPO法人に無償で譲渡した5台のうちの2台だというのです。さらにバスはこんなところにもありました。

「スキーのお客様を輸送する」(スキー場担当者)

雪が残る長野県のスキー場で、1台が送迎バスとして使われていました。さらに1台は山形県の教習所に、あと1台の所在はわかっていません。バスを購入した経緯について聞いてみると・・・

「中古車店で見たとき、料金の機械があった」(スキー場担当者)

宮城県の業者がインターネット上で販売していたというのです。ドミニカに行くはずのバスがなぜ国内に・・・。市からバスの譲渡を受けたNPO法人の事務所を訪ねました。

「反応がないです。誰もいないようです」(記者)

NPO法人は市に対し「ドミニカの政治情勢が変わり、フィリピンの別の業者にバスを譲った」と説明したということで、その過程で横流しされた可能性が高いとみられます。

「事実確認してもらうしかない」
Q.不正があれば厳正に?
「もちろんそうです」(大阪市 橋下徹市長)

大阪市はNPO法人に対し、バス5台分、およそ200万円の請求をするとともに、刑事告発を検討しています。
(TBS系(JNN))