リレーで滑る選手に声援を送る住民たち上田市の菅平高原スキー場で12日、地元菅平区主催の「区民スキー大会」が開かれた。住民約1200人の多くが幼いころからスキーに親しむ同高原ならではの「冬の運動会」。ことしで80回目になった。4歳から80歳までの約150人がクロスカントリーや大回転などに出場し、顔なじみの住民たちが声援を送った。

同区によると、大会は1931(昭和6)年、日本歯科医学専門学校(現日本歯科大)の山岳部が、菅平の人にスキーを広めようと始めた。その後、時期は不明だが同区主催となり、雪が少なくて中止した76年を除き毎年開催。近年は子どもたちが練習成果を披露する場としてこの時期に開き、菅平小中学校は行事として参加している。区民の他、同校卒業生も出場できる。
区内の集落単位で競ったクロスカントリーのリレーには、3人ずつ7チームが出場。上り下りのある500メートルほどのコースを1人1周した。

個人種目は保育園児、小学生、中学生と、年齢別に分かれた一般の部で競った。種目は全ての部に大回転があり、小学生以上はクロスカントリーとジャンプ、中学生以上はスノーボードもあった。菅平小6年の大日方翼君(12)は大回転などに出場し、「中学生や大人はうまいし速い。あんな風に滑りたい」と刺激を受けた様子だった。

一般の大回転に出場した菅平区長の金井定男さん(62)は、小学生時代から20回以上、同大会に出場している。「みんなスキーができるので盛り上がれる。100回を目指して続けていきたい」と話していた。
(信濃毎日新聞)