国際航空スキー連盟(IASF)が主催する「ワールド・エアラインズ・スキー・チャンピオンシップ2012」(WASC2012)が3月4日から8日まで、ニセコビレッジで開かれている。

1960年から毎年開催されている国際的なスキー・スノーボードの大会で今回が53回目。例年2、3月にヨーロッパか北米のスノーリゾートで開催される。過去5年の開催国は米国、ドイツ、スウェーデン、オーストリアで、毎回500人から600人が参加している。

日本では1978年に苗場で初めて開催され、今回が2回目。同様にアジアで2回目の開催となる。

IASFには世界の150を超える航空会社のスキー・スノボーチームが加盟していて、今回はANA、JALを含む35のエアラインから選手団や家族など420人が参加。4日の前夜祭に続き、5日から始まる大会では、スノーボードのほか男女スラローム、男女大回転、男女クロスカントリー5キロ、10キロ、クロスカントリー・リレーなどが行われる。
「今年は世界一雪が積もった国際スノーリゾート」 まちぐるみでニセコアピール

大会を誘致し、唯一のオフィシャルホテルとし参加者の宿泊受け入れとホスト役を務めるヒルトンニセコビレッジの徳永菜公子さんに聞いた。

−大会誘致の経緯を教えてください。

徳永 開催地は大会の2年前に決まります。2年前のオーストリア大会でプレゼンテーションを行い投票で開催地に選ばれました。3つのスノーリゾートが候補だったと聞いています。

−大会誘致は米国ヒルトングループの意向でしたか。

徳永 実は、カンタス航空の人で毎年ニセコに滞在している人から立候補を勧められました。大会開催には国際的なスノーリゾートであることや、宿泊施設、競技の運営などにいくつか基準があります。プレゼンでは、ニセコには世界有数のパウダースノーがあることや景観の素晴らしさ、ヒルトンニセコビレッジは506室のキャパシティと900人収容できる宴会場があることなどをアピールしました。

−大会開催にどのような期待をしていますか。

徳永 ニセコが世界的リゾートとしてさらに発展するよう、エアライン関係者のクチコミなど大きな影響力に期待しています。ニセコのよさを世界に広めていただきたいですね。オーストラリアのお客さまには、ニセコは知られていますが、ヨーロッパからのお客様は、日本にこんなスノーリゾートがあるとは知らなかったと驚かれます。今シーズンは北米が雪不足だったこともあって、北米からのお客さまには、「聞いてはいたけど、実際に滑ってみて、ここまでとは思っていなかった。今年は世界一雪が積もった国際スノーリゾートですね」とおっしゃっていただきました。

−他のスキー場が大会を誘致することについてはどう思いますか。

徳永 日本のスノーリゾートが素晴らしいことを北米やヨーロッパに広めることになりますし、それが国内のスキー場の活性化につながれば喜ばしいことだと思います。

−大会開催に地元の協力態勢はいかがですか。

徳永 「WASC in Niseko歓迎実行委員会」を立ち上げ、ニセコ町をはじめ、ニセコ町商工会、ニセコリゾート観光協会とともに大会成功に向けて取り組んできました。国際スキー都市ニセコをアピールする機会として、ニセコ町や町民に支援していただいています。
(トラベルニュース)