■3カ月で14件のハイペース

スキーシーズンが本格化し、沼田署管内のスキー場でスキー板やスノーボードなどの盗難被害が相次いでいる。12月から2月末の3カ月間ですでに14件の盗難があり、昨シーズン(平成22年12月〜23年5月)の16件に迫る勢いだ。さらに、昨シーズンはゼロだったスキー場駐車場の車上荒らしがすでに3件も発生。同署や各スキー場は、パトロール強化など対策に乗り出している。

同署管内の19スキー場で今シーズン(2月末現在)に発生した盗難被害は、スキー板やスノーボードなどの盗難10件▽駐車場での車上荒らし3件▽場内での置引1件。

スキー板の場合、休憩所の前に立てかけて盗まれるケースが大半を占める。また、駐車場の車上荒らしでは、スキー場のスタッフ小屋から見えにくい車の窓ガラスが壊され、車内のバッグが盗まれる被害があった。
近年は趣味の多様化や不景気の影響でスキー人口は減少しているが、スキー場での窃盗被害は減らない。県スキー場経営者協会は「スキー場の経営悪化に伴い、監視するスタッフの減少が影響しているかもしれない」(事務局)と分析する。

このため、沼田署は各スキー場に防犯を呼びかけるビラを配布。スキー場の駐車場をパトカーで巡回するなど防犯対策を強化している。同署は「休憩時にはスキーに施錠するなどして管理を徹底し、駐車中の車内に金品を置かないよう心がけてほしい」とスキー客に求めている。

また、各スキー場では場内放送で盗難に対する注意を呼びかけたり、盗難防止グッズを販売したりして客に注意喚起。沼田市上発知町の「たんばらスキーパーク」では防犯対策として、休憩所の窓から見える位置にスキー板を置く▽2本1組の板をそれぞれ離した位置に置く▽板固有の製造番号を控える▽板に目立つマークを入れておく▽板の盗難に対応したレジャー保険への加入−を推奨している。
(産経新聞)