花火大会が13年ぶりに行われる三瓶山東の原(大田市で) 雪に包まれた三瓶山を背景に、2000発の花火を打ち上げる「三瓶山雪景花火大会」が3月3日、大田市の三瓶山東の原で13年ぶりに開かれる。三瓶温泉協会が、石見銀山遺跡の世界遺産登録5周年を記念して復活させた。関係者は「三瓶の魅力を知ってもらう機会になれば」と成功を願っている。

東の原はかつて、スキー場があり、冬は大勢のスキー客でにぎわった。雪景色の中で花火を楽しんでもらおうと、花火大会は1990年頃から開催。しかし、雪不足で、花火を引き立てる雪景があまり見られなくなったため、99年2月で中断した。スキー場も利用客が減り、2009年12月に営業を停止した。
そんな中、石見銀山遺跡の世界遺産登録5周年を迎え、市や大田商工会議所などでつくる実行委が6月から市内を巡る滞在型の観光事業「石見銀山ウオーキングミュージアム」を計画。それに合わせて、自然豊かな三瓶山をPRし、観光客を再び呼び込もうと、同協会が復活させた。

花火大会は午後7時開始。今年は雪もたくさん積もっており、会場周辺には屋台も並ぶ。花火に先立ち、同5時から、家族や恋人にメッセージを伝える「さんべdeさけべ!〜三瓶山で愛を叫ぶ」も開催。参加希望者は開始30分前から受け付け、声の大きさなどで順位を決める。

三瓶山の観光客はピークの03年に81万人いたが、最近は60万人台に減っている。同協会事務局の石飛清治・国民宿舎さんべ荘企画営業部長は「花火大会は来年以降も続けたいので、ぜひ多くの人に足を運んでもらい、会場を盛り上げてほしい」と呼びかけている。荒天の場合は4日に順延。問い合わせは同協会事務局(0854・83・2011)へ。
(読売新聞)