鹿角市が、経営難に陥っている第三セクター、八幡平山麓観光開発事業団(関重征社長)を解散し、特別清算することが分かった。同市が市議会産業建設常任委員会で14日に報告した。負債総額は8億8678万円。同社の事業は子会社が引き継ぐ。

同事業団は79年に設立。資本金は2億1030万円で、市は57%にあたる1億2030万円を出資する筆頭株主。秋田八幡平スキー場の運営や別荘地の販売を手がけているが、バブル経済崩壊後は経営が悪化し、04年度以降は債務超過が続いた。10年度の売り上げ高は3883万円で2148万円の赤字。11年度も赤字の見込みで、市は「今後経営が回復する見込みがなく、解散の判断に至った」としている。

5月に株主総会を開き、会社を解散するとともに裁判所の監督の下で行う特別清算を清算人が申請する。同社の事業は、関社長が代表を務め、八幡平足湯温泉などを経営している子会社の山麓管理サービスに譲渡する。
(毎日新聞)