スキー場、ホテルを運営するマックアース(兵庫県養父市、一ノ本達己社長)は王滝村所有のスキー場「おんたけ2240」の運営に乗り出す方針を固めた。

加森観光(札幌市)が採算が合わずに昨冬限りで運営から撤退、今冬は村が直営している。マックアースは県内で次々にスキー場再生事業を手掛けており、同村のスキー場も運営手法などの見直しで採算改善が見込めると判断した。

期間は、5月から5年間。村が31日まで公募していた指定管理者に応募、すでに書類を提出した。公募内容では、整備費用は、村が指定期間中に合計1億円の範囲で負担する条件などとなっている。

一ノ本社長は「地域企業を含めて一緒にやれる方法を考えたい」としており、王滝村の第三セクターとの共同出資会社などによる運営を模索したい考えだ。
マックアースは今冬から松本市で旧乗鞍高原温泉スキー場を「Mt(マウント)・乗鞍」として運営しており、これらの近隣のスキー場との連携なども模索するとみられる。今冬に休止しているゴンドラなどの再開も検討する。

おんたけ2240(旧おんたけスキー場)は1961年の開業。93年冬には67万人を集めたが、岐阜県側に立地の良いスキー場の開設が相次いだことや、スキーブームの衰退で入場者数は減少した。

村は経営てこ入れのため2005年から指定管理者制度を導入、加森観光に運営を委託した。震災の影響により加森観光が撤退したため、今冬は1季限りの条件で村が直営、経営を引き継ぐ企業を探していた。昨冬の入場者数は5万1000人。

マックアースは今冬から北志賀高原周辺でも「Mt・KOSHA」と名付けて複数のスキー場の一体運営を手掛けており、県内での存在感が増している。

長野県内の運営するスキー場はすでに7つで、「おんたけ2240」は8つ目となる。
(日本経済新聞)