湖西の積雪地、高島市マキノ町の住民が昔使った民具を展示した「雪にかかわる暮らしと道具」展が同町蛭口(ひるぐち)の市マキノ資料館で開かれている。同館所蔵13点と同市所蔵の雪と生活に関する写真資料約20点を展示している。2月12日までで、月、火休館。入場無料。

展示品は▽木の枠に割り竹を張ったソリ▽みの▽わら靴▽木製スキー▽かんじき▽雪下ろし用木製スコップなど。ソリは長さ約1・85メートル、幅約50センチと小型。炭俵などを積み人が引き押しする写真も添えた。スキーは1本の木を削り出して先を反らせた長さ約1・9メートルの2セットと、同約90センチの子ども用。スコップは屋根瓦を割らないよう木を削り、分厚く仕上げた頑丈な作りだ。

資料写真は▽背中に銃を担ぎ雪原で軍事教練する旧制今津中学生=同市今津町、1943(昭和18)年▽雪の中の葬列=同町、1940年代▽旧江若鉄道近江今津駅の除雪風景やスキー客の様子−−など興味深い光景が展開する。今津町には昭和初めに旧陸軍用地を借りたスキー場が整備。浜大津からの江若鉄道全通で「琵琶湖を眺望でき、帰りは近江今津駅まで滑って戻れる」とPRされた記録が残る。
(毎日新聞)