大雪のスキー場などで遭難が相次いでいる。その救助をめぐっては、高額請求のケースもある。
冬のレジャーで、思わぬところで、とんでもない出費が潜んでいる。










1月2日、発達した低気圧の影響で大荒れの天気の中、長野・野沢温泉村の野沢温泉スキー場では、埼玉県内の会社員ら3人が行方不明になった。
翌3日、天候が回復したため、救助ヘリが離陸した。
そして、FNNの取材班が乗ったヘリコプターは木島平上空で、深い雪の中を歩く男女3人のスノーボーダーを発見した。
3人は、ヘリコプターに手を振り、元気な様子だった。
その一報を受け、地上からも救助隊が向かい、救助された。
家族連れも多いという野沢温泉スキー場。
救助にあたった人は「一部分、コースを間違えたということで、入っちゃいけないところで、やってたらしいんですけど」と語った。
3人は新雪を求め、立ち入り禁止区域に入っていたという。
各スキー場では、この立ち入り禁止区域に入るスキーヤーやスノーボーダーに頭を悩ませていた。
スキー場のある野沢温泉村では、「野沢温泉村スキー場安全条例」が施行されている。
その第11条では「スキーヤーは、スキー場区域に属さない区域において発生した事故により、捜索救助を受けた場合は、その費用を指定管理者に弁償しなければならない」とされている。
今回は、ヘリコプターが捜索にあたったが、長野県警のヘリコプターのため料金はかからない。
しかし、地上から救助に向かった山岳遭難対策協議会7人と、スキー場関係者12人の人件費、雪上車の燃料代などをあわせると、数十万円の請求になるという。
救助にあたった人は「パトロール隊コース外は危険ということで細工してあるので、ルールを守っていただければ、このようなことはないんですけど」と語った。
さらに、スキー場では思わぬ事故も発生する。
スキー場でよく見かける接触事故でも、思わぬ賠償請求をされることもあるという。
損害賠償請求にくわしい河原崎 弘弁護士は「(わたしが知る)一番大きな事故としては、スノーボーダーがスキーヤーにぶつかってしまった。それで、6,000万円ほどの損害賠償義務を認めた判例が出ている。交通事故と同様に、スキー場でも大変事故が増えているので、注意しなければいけない」と語った。
(FNN)