今月末で閉鎖されることが明らかになった、国際的なスノーボード・ハーフパイプ選手の青野令らを生んだ西日本唯一の屋内ゲレンデ「アクロス重信」(東温市西岡)。

経営する「久万総合開発」(久万高原町)の田村信介社長は「人が育っている施設なので残したかったが、利用客減少を回復できる方法が見つからなかった」と説明。利用者からは惜しむ声が上がっている。

同社によると、99年、全長100メートルの当時国内唯一のハーフパイプコースを備えて開業。しかし、競技人口の伸び悩みなどで、昨年の利用者は開業当初の約3割の2万人弱までに落ち込み、年間3000万円の赤字を出した。譲渡先探しは難航し、閉鎖を決めた。

英会話教師、近藤シンシアさん=西条市=は「昨年は163回滑りに来た。本当に残念。多くの子供たちがここからオリンピックを目指そうとしていたので、夢が終わってしまうのは残念でならない」と惜しんでいた。
(毎日新聞)