国土交通省関東運輸局は4日、群馬県草津町草津の草津国際スキー場で昨年12月29日午後2時頃、無人の鉄製リフト(4人乗り用)がワイヤから外れ、約8メートル落下する事故を起こしていたと発表した。

けが人はなかった。運輸局は、スキー場を運営する草津観光公社に対し、原因究明などを求める警告を文書で行った。

公社などによると、事故があったのは同スキー場で一番長い「殺生クワッドリフト」(1284メートル)の下り側。ふもとから4本目の支柱の滑車からワイヤが外れ、下ってきたリフトが滑車付近にぶつかって落下した。下り側のため人は乗っておらず、落下場所も林の中で人はいなかった。事故原因は調査中だが、事故当日は運転を中止し、部品を交換して翌日から運転再開したという。

公社は約2時間半後に事故の概要を運輸局に報告したが、リフトの落下については後日だった。運輸局は、鉄道事故等報告規則で義務付けている速報が不正確だったと指摘。「乗客が死傷する恐れがあり遺憾」として、速報体制や再発防止策などを検討し、その結果を回答するよう警告した。

公社は「スタッフの理解が不十分で、事故の把握に時間がかかった。誠に申し訳ない」と話している。
(読売新聞)