西武グループのプリンスホテルは9日、中国でのスキー事業に参入すると発表した。中国不動産大手、万科企業傘下の長春万科と提携。現地法人として吉林西武リゾートコンサルティングを設立し、吉林省吉林市で同国最大級のスキーリゾート開発に参画する。

スキー初心者の富裕層向けに開発し、スキー場は2013年12月にも一部開業する。プリンスホテルは、隣接するホテルなどの運営受託も目指す構え。軽井沢など日本国内のリゾートで培った経験を生かし、「日本流ホスピタリティー」で中国人に訴求したい考えだ。

吉林市は冬の観光資源としてレジャー産業の育成強化をうたっており、今回の開発プロジェクトも中国政府の後押しがある中で実現にこぎつけた。開発予定地は、北京から約3時間、長春市からも約40分とアクセスに恵まれた立地。

中国のスキー人口は00年の20万人から05年には500万人まで急増している。プリンスホテルでは、今回の開発をきっかけに15年までに全人口の1%、約1300万人を目指す。

本プロジェクトをきっかけに、プリンスホテルは他の地域でも開発や運営に乗り出したい考えだ。
(産経新聞)