ニセコ・ヒラフ地区でスキー場やホテルを所有する東急不動産子会社、ニセコ高原観光(倶知安町)は、ニセコ高原ホテルを売却する。売却先は明らかにしていないが、アジア資本とみられる。売却金額は10億円超の見込み。老朽化が進む同ホテルを売却し、スキー場や、同地区に持つもう1軒のホテルに経営資源を集中する。

ニセコ高原ホテルは来年3月まで営業を続けた後、売却先に引き渡す。取得する企業は、建て替えて高級外資系ホテルを誘致する考えとみられる。

東急不動産グループのニセコ高原観光はヒラフ地区でスキー場「グラン・ヒラフ」のほか、「ニセコ高原ホテル」「ホテルニセコアルペン」の2ホテルを所有。同じ東急系の東急リゾートサービスに運営を委託している。
ニセコ高原ホテルは地上4階建てのリゾートホテルで、客室数は約60室。1975年の開業で施設の老朽化が進んでいた。近年は近隣にコンドミニアムの建設が相次ぎ、競争力を維持することが課題だった。

ホテル売却代金も生かして主力のスキー場をテコ入れする。約13億円を投じて、ゴンドラの更新やレストランなどが入るスキーセンターを新設、今月10日に開業する。

ゲレンデ中央に位置する新ゴンドラは定員を従来の4人から8人に増やし、運行速度も秒速4メートルから6メートルにあげる。ゴンドラ乗り場付近には「グラン・ヒラフマウンテンセンター」を新設。2階建てで1階にリフト券売り場や売店、2階にレストランが入る。
(日本経済新聞)