県北部地震で天井が落ちたレストハウスの前に並ぶリフト会社の河野博明社長(中央)ら3月の県北部地震でリフトの土台が壊れるなどした野沢温泉スキー場(下高井郡野沢温泉村)で3日、今季の安全祈願祭があった。復旧工事はこの日までに終わり、関係者らは「安心して滑っていただけます」と復活をアピール。来年3月には村にスキーが伝わり100周年となることもあり、出席者らは大勢の利用を願っていた。スキー場は今後、雪が積もり滑走可能になり次第、オープンする。

スキー場によると、同地震で全リフト21本中、震源地に近いエリアにあるリフト3本で頂上側終点の土台に亀裂が生じた。同じエリアにあるゴンドラ形式のリフトの格納庫ではゴンドラ22台が落下。ゴンドラリフト駅に併設されたレストハウスも天井が3分の2ほど落ちる被害があった。

リフトなどスキー場内の施設を所有する村は約2億3千万円かけて被災箇所を修理。レストハウスは修理に合わせて調理場や便所の位置を見直して座席を増やした。

安全祈願祭で、リフト運行会社の河野博明社長は「レストハウスのリニューアルオープンが震災からの復旧、復興の証しだ」とあいさつした。

同社によると、同スキー場の入り込みはここ数年、35万人前後で推移していたが、昨季は東日本大震災の影響もあり、約31万5千人だった。出席者らは「100年を機にさらに宣伝に努めたい」「スキー場の盟主として発展してほしい」と話していた。
(信濃毎日新聞)