一本杖でのスキー(右)と、モーグルの空中演技(左)を表現した土人形の「スキーうさぎ」中野市と信州なかの観光協会は、県内にスキーが伝わって来年1月で100年になることにちなみ、伝統の土人形で「スキーうさぎ」を制作している。近隣の各スキー場で「引換券」を配り、市内の観光施設を訪れた人に土人形を贈る計画。スキー客に各施設へも立ち寄ってもらう試みだ。

土人形は、市が運営する創作土人形工房「まちなか交流の家」が計320体を制作中。大小2種類で、小さいものは高さ5センチほどで、手がストックになっている。大きいものは10センチ前後で3タイプ。はんてん、わらぐつ姿で、一本杖で滑る昔風のうさぎ、勢いよく滑るうさぎ、モーグルのエア(空中演技)をする今風のうさぎ―とユニークだ。

県北信地方事務所管内6市町村の観光協会などでつくる「スキー100周年北信州観光プロジェクト実行委員会」の取り組みの一環で実施する。同委員会が、土人形の「引換券」を添付した観光情報冊子を作り、各市町村のスキー場で配布する。

引換券を中野市内の中山晋平記念館や日本土人形資料館、ぽんぽこの湯など8施設に持参した人それぞれ先着30人に、小さな「スキーうさぎ」を贈る。大きな「スキーうさぎ」は、引換券を各施設の応募箱に入れてもらい、シーズン終了後に、抽選で各施設10人にプレゼントする。職員と「スキーうさぎ」を制作している同工房の指導員高田恵子さん(64)は「若い人たちにスキーの歴史を知ってもらい、土人形の里もPRできればうれしい」と話している。
(信濃毎日新聞)