王滝村が所有するスキー場「おんたけ2240」を運営する加森観光(本社・札幌市)の子会社が2日、東日本大震災後のグループ会社の経営不振を理由に、村に撤退の意向を伝えた。

同社によると、この冬季の利用者は6万人を割り込み、年間約4000万円の赤字という。村側は今後対応を検討する。

村によると、子会社は、おんたけマネジメント(西田吏利社長)で、05年から10年間の指定管理者契約で運営している。西田社長が2日、瀬戸普村長に指定管理者の返上を申し入れた。

西田社長は「大震災でグループ会社が運営する東北の3スキー場が休止となった上、全国的な観光需要の冷え込みで全社的に厳しい状況。やむを得ない判断」と述べた。

同スキー場は村営「おんたけスキー場」として開設され、最盛期の93年に約66万人が利用。その後、利用者数が落ち込み、多額の設備投資は村財政悪化の大きな要因になった。
(毎日新聞)