日本人に初めてスキーを教えた旧オーストリア・ハンガリー帝国のレルヒ少佐にちなんだ、ゆるキャラ「レルヒさん」もスキー客誘致に奔走したが……=10年12月、湯沢町・苗場スキー場新潟県内のスキー場を2010年度(10年12月〜今年3月)に利用した人が、419万5千人に落ち込んだことが県のまとめで分かった。前年度比14.8%減で、ピークの1992年度以降、2番目に大きな落ち込み幅。東日本大震災の影響を受けて、利用者が大きく減ったのが響いた。

県交流企画課によると、県内のスキー場利用客は92年度の1597万人をピークに減少傾向が続いている。バブル期のブームが去ったうえ、少子化や景気の低迷が利用客の減少につながっているという。雪不足となった06年度は前年度比15.9%減となったが、今回はそれに次ぐ大きな減り方だ。
昨季、県などは「スキー発祥100周年」の記念イベントと合わせて、各地で子ども向けの無料レッスンを実施したり、海外でのPRを強化したりして、利用客数の増加を目指した。

昨年12月は前年度比15.2%減と低迷したものの、1月は同5.4%減にとどまり、好天の日が多かった2月は同4.6%増に復調した。しかし、東日本大震災や長野県北部地震が発生した3月は営業をやめたスキー場も出て、同56.4%減と一気に落ち込んだ。

県の担当者は「2月にスキー発祥100周年の取り組みの効果が表れてきたと思ったら、震災。残念です」と話している。
(asahi.com)