KT110508SJI0900050000221下高井郡木島平村上木島で8日、中部電力の発電所につながる導水路からの放流で1年に1日だけ流れる樽(たる)滝が姿を現した。

3月の県北部地震後、村内と近隣のスキー場を訪れる観光客は伸び悩んだが、この日は日曜だったこともあり、村観光協会によると、例年以上に大勢の見物人が「幻の滝」を見ようと訪れた。

滝は高さ約50メートル。午前8時半から午後4時まで、毎秒0・1立方メートルを流した。滝を正面に見る道路で放流開始を待った小県郡青木村の会社員大久保博子さん(40)は、勢いよく噴き出す水を見ながら、「形の良い滝ですね」と話した。

同村は県北部地震で震度4を観測。同協会によると、村にある北信州木島平スキー場周辺では地震後、宿泊キャンセルが相次いだ。6月初めにはブナ林の広がるカヤの平高原への林道の冬季閉鎖が解除される予定。協会スタッフは「入り込みが持ち直すかは現時点で見通せない」と気に掛けていた。
(信濃毎日新聞)