今季最後の滑りを楽しむ人たち=たんばらスキーパーク提供東日本大震災では、群馬県内のスキー場も打撃を受けた。まだ営業を続けているスキー場にとっては、大型連休がシーズン最後の稼ぎ時。一人でも多くの人に今季最後の滑りを楽しみに来て欲しいと期待を寄せている。

3日、沼田市のたんばらスキーパーク。駐車場には首都圏のナンバーの車が目立ち、スノーボードを抱えた若者のグループや親子連れが行き交っていた。まだ全面滑走が可能で、8日まで営業する。

震災後は営業を見合わせ、イベントもすべて中止したが、4月1日に営業を再開し、客入りは例年の6〜7割に回復したという。大型連休も出足は好調。吉野敬志オペレーション営業グループ支配人は「もっと落ち込むかと心配していた」と胸をなで下ろす。5日には子供を対象に最新のゲーム機などが当たる宝さがし大会を開き、盛り上げたい考えだ。
今季は日本のスキー発祥100周年で、集客に力を入れていた。「2月に天気が良くなり、行けるぞという実感が出た矢先の震災だった。元気なところを見せて来季につなげたい」

鹿沢スノーエリア(嬬恋村)は、雪不足のため8日までの営業予定を5日までに繰り上げる。営業担当の土屋友理男さんは「4月10日ごろから、滑り足りない人も多かったのか客が戻ってきた。来季に期待できる」。4日にはスキーとスノーボードの競技大会がある。当日参加も可能だ。

天神平スキー場(みなかみ町)は雪に恵まれ、8日までの営業予定を15日までに延長する。この時期の名物ザラメ雪を楽しむスキーヤーやスノーボーダーで、例年通りの人出だという。

8日まで営業する丸沼高原スキー場(片品村)も、最大で120センチと例年以上の積雪。3月下旬に通常営業に戻り、5月に入ると1日1500人程度と客足は堅調という。釜田眞一郎・安全管理室長は「自粛ムードが解消してきた。こういう時なので特に宣伝はしていないが、ネットで情報を見て遊びに来てくれている」と手応えを感じていた。
(asahi.com)