東日本大震災に伴う電力不足などの影響で、東北地方の多くのスキー場がシーズン途中で営業休止に追い込まれた。しかし、「東北に元気と活気を取り戻したい」「被災者の力になりたい」と、復興支援の義援金を募るため、営業を再開する動きが広がっている。

福島県南会津町のたかつえスキー場では、今月23〜24日と大型連休中(29〜5月5日)にチャリティースキーを実施する。同スキー場は例年4月の第1 週まで営業しているが、今年は震災発生3日目の3月13日に営業を終了。

「同じ福島で苦しんでいる人が大勢いるのにスキーどころじゃないだろう」。運営会社の会津高原リゾートの鈴木昭弘営業推進課長は営業自粛に至った経緯をこう話す。

しかし、震災後に雪がたくさん降り、積雪は約1メートルもある。「実際にスキー客が何人来るか分からないが、自粛と言って何もしないより、何かしなければと営業再開を決めた」と鈴木課長。取り外してしまったリフトに代わり、スノーモービルを使ってスキー客を運搬し、売り上げの一部を義援金として寄付する。
一方、山形市の山形蔵王温泉スキー場でも営業を自粛していたが、16〜17日に一部のエリアで営業を再開。

23日から5月の連休までは、エリアを拡大し営業予定で、売り上げの一部を義援金として寄付する。同スキー場の管理に携わる蔵王索道協会は「積雪量はまだたっぷりある。多くの皆さまの心身を癒やす機会になれば」としている。

たかつえスキー場のチャリティースキーの料金は1人2500円(スノーモービルで5回運搬)。参加の際には事前予約が必要。問い合わせは0241(78)2241(会津アストリアホテル)。 
(時事通信)