東日本大震災で、県内のスキー場や温泉地はスキー客の来場が減り、宿泊客のキャンセルが相次ぐなど、大きな影響が出ている。

沼田市の「たんばらスキーパーク」は十二日から十六日まで営業を一時中止。担当者は「まだ余震もあり、安全を第一に考えた措置」と説明している。

十四日から三日間、節電のため休業するみなかみ町の谷川岳天神平スキー場は「十三日の来客は平年に比べ二割は少ない」という。草津町の草津国際スキー場でも「十三日の客数はいつもの半分以下。地震で交通事情が悪く、埼玉や東京方面のスキー客が来場をひかえているようだ」と語る。

沼田市の老神温泉の旅館「吟松亭あわしま」では、地震発生直後から予約客の電話が殺到し、十二日の宿泊の三分の二をキャンセル。「一週間先の予約も取り消しの連絡がある」という。

草津温泉の「草津ナウリゾートホテル」でも「三分の二がキャンセルになった」。みなかみ町の水上温泉旅館協同組合のスタッフは「予約の大半が取り消しとなった旅館もある。観光客に『旅行どころではない』という心理が働いているのではないか」と話している。
(東京新聞)