表彰状を手に喜ぶ清水さん音更町立駒場中学校の清水聖華(せいか)さんが、スノーボードの数少ない女子選手として奮闘している。

先に後志管内留寿都村で開かれた道ジュニア技術選手権大会に唯一の女子として出場し、結果を残した。清水さんは、部活動のソフトテニスと両立しながら、将来はプロボーダーを目指している。

清水さんは父の美喜雄さん(48)=牧場勤務=の影響で、5歳からスノーボードを始めた。地元出身の元プロ選手から教えを受け、みるみると上達。「3年ぐらい前から、ゲレンデで娘に置いて行かれるようになってしまった」(美喜雄さん)という。

学校のソフトテニス部に所属し、練習時間は減ったが、休みを利用してサホロリゾートスキー場(新得町)のスクールに通い、日々、基本技術を磨いている。

道スキー連盟が主催する、技術選手権大会には小学生から高校生までの8人が出場。そのうち女子は清水さん1人だった。

競争相手はいなかったものの、当日は斜面を滑走し、ターンなどの基本を評価してもらい、男子選手にも劣らない1006点を獲得。中学生女子の部1位として表彰された。

清水さんは「当日は緊張したけど、ウエーブ(波のある斜面)でも転ばないで完走できた。結果は素直にうれしい」と喜ぶ。将来は「もっと上達し、高校生プロを目指したい」ときっぱり語る。

町内はスピードスケートが盛んで、女子の競技人口は清水さんを除いてゼロといってもいい。

美喜雄さんは「一人娘なので心配だが、基本技術をしっかり身に付けた上で、プロに進んでもらいたい。十勝はスキー場の環境が整っているので競技人口がもっと増え、女子同士で競い合えるようになれば」と願っている。
(十勝毎日新聞社)