ツアーに参加した短大の同窓生ら=みなかみ町寺間、ノルン水上スキー場みなかみ町のスキー場が、女性限定の「女子会バスツアー」を企画したところ、好評だった。

インターネットの「ツイッター」に投稿された「つぶやき」が企画のヒントになった。「女子会」「ツイッター」が、今年も流行のキーワードになりそうだ。

企画したのは、ノルン水上スキー場(みなかみ町寺間)を運営する群馬スノーアライアンス社。

2月26日午前7時半に東京・新宿を出発し、午後6時に同スキー場を離れる日帰りツアーだ。参加費3300円でリフト券や交通費などがまかなえ、スキー・スノーボードやウエアのレンタル料も割引される。近くのホテルの温泉にも入れる。

同社は2009年12月、県の婚活支援事業「赤い糸プロジェクト」に参加し、「婚活パーティー」を開いた。次の企画として、婚活パーティーを組み込んだツアーを打ち出した。だが参加者が集まらなかった。

「なにがダメなんですか?」
翌年1月、パソコンや携帯電話で「つぶやき」を投稿するコミュニケーションツール「ツイッター」で、問いかけた。返事は「パーティーはいらない」「もっと滑る時間が欲しい」「温泉に入りたい」――。予想外の答えが寄せられた。

同社は顧客の「つぶやき」を元に、滑走に重点を置いた計画を立て直し、流行語となった女性限定の集まり「女子会」を企画した。

今年1月上旬に募集を始めると、10日間で45人の定員はいっぱいになった。

同スキー場は昨季より、女性客を増やす目的の試み「雪山ガールプロジェクト」を始めている。レストランに女性向けメニューを増やしたり、化粧室でアロマキャンドルをたいたりと、女性が来やすい環境作りを進めている。今回のツアーもその一環だ。

千葉県から短大の同窓生4人と参加した保育士の篠塚美来さん(23)は、インターネットでツアーを見つけると即座に申し込んだ。料金が安く、女性同士で気兼ねなく過ごせるところに魅力を感じたという。

当日は交通渋滞し、バスは予定より約2時間遅れて正午ごろ到着した。それでも篠塚さんは「温泉も気持ちよかった。また企画して欲しい」と笑顔だった。

同スキー場支配人の清永治慶さんは「女性集客がスキー場再生のひとつのモデルになればいい」と話す。次回の実施も検討しているという。「女子会と男子会のツアーを同じ日に行って、ゲレンデに出会いの場を作るのも面白いかも」と話していた。
(asahi.com)