スキー客向けの季節列車としてJRに唯一残る「ゲレンデ蔵王号」=26日午前、JR山形駅スキー客向けの季節列車としてJRに唯一残る「ゲレンデ蔵王号」が、今季限りの運行となる可能性が高まり、26日朝、到着した山形駅で今シーズン最後の走りを利用者らが惜しんだ。

ゲレンデ蔵王号は、国鉄時代から続くスキー列車「シュプール蔵王号」の後継として2004年に登場。冬の週末限定で、首都圏と蔵王の麓の山形を結ぶ夜行列車として運行されてきた。

ところが利用客は徐々に減少。使っていた寝台車両の所属がこれまで運用していた仙台車両センター(仙台市)から、秋田車両センター(秋田市)に変更が決まった。

JR秋田支社は、主に東京ディズニーランドに乗客を輸送する夜間臨時列車として使う計画で、「特別な理由がなければ(仙台に)貸し出すことはない」(同支社)。スキー列車の存続について、JR東日本は「未定」としている。

この日は午前8時前に列車が到着、スノーボードを抱えた若者らがホームに降り立った。東京都豊島区の会社員松木秀和さん(34)は「車両は古いが快適。できるなら残ってほしい」と残念そう。

東京都国立市の柳沢雅子さん(31)も「仕事帰りにちょうどよく、もったいない」と惜しんだ。
(共同通信)