室蘭市海陽小学校3年生の松枝太一君(9)が、日本スノーボード協会技術認定の「バッジテスト」1級に合格した。大人でさえ不合格になる難易度の高いテストを見事にクリア。「緊張したけれど上手に滑れた」と笑顔を広げる。

「バッジテスト」は1〜5級ごとのレベルに応じて、スノーボードの滑走の力量をチェックする。級ごとに規定の通りに滑られるかを公認検定員が判定する。松枝君が臨んだ1級は、合格すればインストラクターの受験資格を得るほどの難しい水準だ。

挑戦したのは、バランス感覚やスピードコントロールなどが要求されるショートターン、ロングターン、フリーライディング、エアの4種目。合計得点が280点以上で合格だ。

テストは2月9日にルスツリゾートスキー場で行われた。ショートターンは69点と苦戦したが、ロングターンは71点と巻き返し、フリーライディング、エアをともに70点で収め、見事に1級合格を決めた。
大人でも不合格者が出るほど難易度の高いテストをクリア。優れた技術を備えている理由には、サーフィンの下地がある。体重移動やバランス感覚を夏場の海上でマスターした。のみ込みの早さも光る。兄・元太君(14)=室蘭市東中学校3年生=のアドバイスをすぐに身に付ける柔軟性が光る。

極めつけは、室蘭岳の頂上からの滑走だ。板を担いで山頂を目指し、木々をかき分けて滑る。整備されたコースではなく、自然の斜面を滑走することで、より高い技術を習得した。

5級から1級まで順に取得して、いよいよ大会出場を目指す。まずは「お兄ちゃんが優勝した大会に出たい」と、元太君が小学校6年生の時に優勝した「なまら一発杯」(ニセコグランヒラフ)で表彰台の一番高い所を狙う。将来の夢はプロサーファー。目標に向かって、階段を一歩ずつ駆け上がる勢いだ。
(室蘭民報)