冬季デフリンピックが中止になり、帰国した日本選手団=18日午前9時16分、成田空港、竹谷俊之撮影運営資金不足を理由に開幕直前に中止になった聴覚障害者スポーツの世界大会、冬季デフリンピックの日本選手団が18日、開催予定地だったスロバキアから帰国した。

帰国したのは、スノーボード、クロスカントリー、アルペンに出場予定だった選手の一部とスタッフの計23人。

成田空港に到着すると、出迎えたスタッフと涙を浮かべながら抱き合った。大会は18日開幕予定で、選手らは12日までに現地入りし、その後中止を知った。

日本が加盟する国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)は、運営を取り仕切っていたスロバキア組織委員会などを刑事告訴したという。
選手団主将でスノーボードで3連覇を狙っていた原田上(のぼる)さん(34)は「夢が消えた。まだ信じられない」と言い、スタッフの一人は「ゲレンデには雪もなく、コースもできていなかった。最初からやる気ではなかったのでは」と怒りをあらわにした。

選手団団長で、全日本ろうあ連盟の山根昭治スポーツ委員長は「意気込んで日本を出発した選手が、こんな形で帰ってくるなんて……。長い目でサポートしていきたい」と話した。
(asahi.com)