コースを滑走する選手=北広島町西八幡原「ワールドスノーボードフェスティバルin広島」(朝日新聞広島総局など後援)が12日、北広島町のやわたハイランド191であった。

ワールドカップなどに出場するトップクラスの現役選手と一般参加者計142人が一緒に競った。

県などでつくる実行委員会の主催。雪の影響で、午前8時の開会式に遅れる参加者が相次ぎ、全プログラムが一時間遅れて始まった。

式に先立ち、湯崎英彦県知事が15歳ごろから始めたというスキーを披露。湯崎知事は式後、「世界の選手たちを間近で見ることで、『自分もああなりたい』と子どもたちに夢を与えることができる。素晴らしい大会ができたことに感謝したい」と話した。
大会は男女別で、五輪メダリストらと一般の人が競う「ワールドオープンクラス」と、小中学生や一般の人が競う「ビギナークラス」があった。ワールドオープンクラスでは男子がローラント・ハルディ選手(スイス)、女子はドリス・ギュンター選手(オーストリア)が優勝した。

ビギナークラスの小中学生の部で準優勝した愛媛県今治市の小学5年吉井ななさん(11)は「やっぱり世界の選手は滑るのが速い。私もワールドカップに出たい」と話した。

11日にはワールドオープンクラスの選手約20人が北広島町や安芸太田町を訪れ、地元の小学生とそば打ち体験をしたり神楽を踊ったりした。

大会を企画した昨年のバンク―バー冬季五輪代表、竹内智香選手(27)も交流に参加。「競技だけでなく、地域の人や文化とふれ合って、応援してくれる人に夢を与えられる大会になってほしい」と話した。

県によると、県内スキー場への来場者数は年々減り、2009年は52万2千人。ピークだった1997年の132万3千人から半減した。会場のスキー場を経営する「エス・ティ・ユー」の田辺俊則社長は「大会をきっかけに、たくさんの人がスキーやスノーボードに興味を持って欲しい。沈滞気味のスキー業界を盛り上げたい」と話した。
(asahi.com)