浪岡アップルヒルスキー場が限定営業今シーズン休止状態だった青森市浪岡のアップルヒルスキー場(旧西山スキー場)が、5日を皮切りに3月15日までの土、日曜と祝祭日に限りロープトウを稼働させ一般開放されることになった。スキー場部分を含む西山公園を所有する市が31日に表明した。ロープトウ使用料徴収を含め管理態勢に関する条例が未整備だったことが原因だが、地元住民らの早期再開の要望を受け、特例で直接運営に踏み切った。

市は今後、管理主体や料金徴収など運営の在り方について検討し、来シーズンまでに条例を整備する方針。

市浪岡事務所都市整備課によると、スキー場は旧浪岡町時代の1979年に開設。浪岡スキークラブ会員がボランティアで運営に当たり、家族で親しめるスキー場として親しまれてきた。管理費は支給されず、クラブ側は徴収したロープトウ利用料を維持管理に充てていた。
しかし2009年、場内でそり遊びをしていた女子児童の事故に関連して、旧町時代からスキー場としての位置付けや管理態勢が条例で定めないまま運営され続けていたことが調査で判明し、市は「法的位置付けがないと開放は難しい」と判断。

シーズン中の条例整備は間に合わないとみられていたが、臨時の要綱を設けることで決着した。

利用時間は午前9時〜午後5時。市はクラブのスキー指導員2人を臨時に雇用し、市職員とともにスタッフとして配置する。ロープトウは無料で、ヒュッテも休憩所として開放する方向で調整している。

同課の佐藤一夫課長は「安全確保には十分配慮するので、来場客にも協力してほしい」としている。

再開について、クラブ事務局の倉内清己さんは「長らく親しまれた家族の触れ合いの場が残されたのはいいこと」、スキー場に程近い道の駅なみおかアップルヒルの佐藤二彦駅長も「遠出できない方々のためにも必要な施設で、良かったと思う」と歓迎した。
(陸奥新報)