捜索に出る警察と消防の山岳救助隊員ら=31日午後0時31分、白山市河内町内尾白山市河内町内尾の「金沢セイモアスキー場」で、スノーボードをしていた金沢市内の男子大学生(22)が30日夕方から行方不明になっている。

31日は警察と消防などが約40人態勢で捜索をしたが発見できなかった。1日は午前8時半から20人態勢で捜索を再開する。

鶴来署とスキー場によると、男子大学生の姿が最後に確認されたのは、スキー場山頂(標高約1030メートル)から500メートルほど降りた地点。

30日午後4時ごろ、友人女性が「一緒に滑っていた友人が降りてこない」とスキー場職員に連絡。スキー場のパトロール隊員らが捜索したが見つからず、午後6時ごろに同署に通報した。大学生は黒と茶色のスキーウエア姿だった。
大学生が滑っていたコースの幅は約10メートル。林とがけに挟まれ、柵はがけ側の一部にしかなく、圧雪はされていたという。同スキー場周辺は30日は一日中吹雪で、積雪は中腹で約270センチだった。

31日は鶴来署と地元の消防本部でほぼすべてのコースを捜索したが、遺留品などは見つからなかった。コースアウトして林に入ってしまった可能性が高いとみられ、同署山岳救助隊の亀田行宣隊長は「大学生が滑った跡は残っていたが、林やがけに落ちた跡はなく、捜索の手がかりが少ない」と話した。

同スキー場は31日は山頂付近以外は通常通り営業し、1日も営業するという。

30日午前に同スキー場でスノーボードをした飲食店従業員男性(35)は「(30日は)すごい吹雪で視界が悪かった。初めての人が滑ったらコースを外れてしまうかも」と話し、場内の飲食店経営の男性(68)は「スキー場の中で行方不明者が出るなんて聞いたことがない」と語った。
(朝日新聞)