22日に終了したスノーボードの世界選手権(ラモリナ=スペイン)で、2014年ソチ冬季五輪で採用が有望な「スロープスタイル」が初めて実施された。日本選手は出場しなかったが、運営は順調で五輪実施への好アピールとなった。

スロープスタイルは、コースに設置したレールなどの障害物やジャンプ台で技を繰り出し、審判員の採点で争う。国際オリンピック委員会(IOC)が昨年10月、今季の世界選手権を精査して同五輪採用を最終判断すると決めたため、急きょ日程に組み込んだ。

主任審判員を務めたファンメール氏は「五輪実施はいつでも大丈夫だ」と自信を見せる。ハーフパイプ(HP)の選手がそのまま参加するケースが多く、両種目を兼ねる審判員が少なくないことも理由に挙げる。

45人が出場した男子はHP26位のセッペ・スミッツ(ベルギー)が制した。HP同様にトップ選手の主戦場はプロ大会で、HPで五輪2連覇のショーン・ホワイト(米国)らは不参加だった。

全日本スキー連盟は対応が遅れ、国内にはまだ公認大会がない。五輪は3年後に迫るが、萩原文和スノーボード部長は「いきなり決まったので、どうしようか考えている」と戸惑う。男子HPのエースでスロープスタイルの経験もある国母和宏が取り組む可能性があるという。
(共同)