湯沢町のかぐらスキー場で12日、スノーボードに訪れた埼玉県や東京都の男性3人が遭難。県警などによる救助隊が13日朝から捜索し、同日午後4時すぎ、全員を救助した。

3人はアマチュア無線などを通じてビバーク(緊急露営)地点が分かっていたが、自力下山を始めたため、捜索に手間取る事態となった。

南魚沼署によると、救助された3人は、いずれも会社員で37歳。うち2人は、ゲレンデ外を滑走する「山スノーボード」をするため、同僚の男性(33)と一緒に12日から同スキー場を訪れていた。

この同僚は2人と分かれて滑走していたが、同日夕、待ち合わせ場所だったロープウエー乗り場に2人が現れなかったため、スキー場を通じて110番通報した。

遭難したもう1人は別にひとりで訪れていたが、12日の日中に山頂で2人と出会い、一緒に滑走することになったという。

男性らと県警は12日午後10時ごろ、アマチュア無線を通じて連絡が取れた。リフトの頂上から山側に1キロほどの地点にいて「ビバークする」と伝えていた。翌13日午前6時40分ごろにも、携帯電話から110番通報で「無事です」と連絡があった。

ところが午前10時10分ごろ、110番通報で「自力下山する」と言った後、連絡が取れなくなったという。救助隊はビバーク地点付近に到着し、待機していたが、吹雪のため、捜索をあきらめ午後1時に下山を開始。その後、同1時50分ごろ、「田代第1高速リフト付近のやぶの中にいる」と通報があり、救助隊が再度、捜索に向かった。

3人は胸から肩くらいまで埋まるほど雪が深い地点で発見されたといい、下山後、病院に搬送された。1人は軽い衰弱が見られるため入院、別の1人は両手に凍傷を負ったが、3人とも体調に大きな問題はないという。同署は、体調の回復を待って3人から事情を聴く。
(朝日新聞)