◇年末年始の客は横ばい
スキー人口の減少で苦戦が続く県内のスキー場。年末年始の利用者数が昨季比1・7%増とほぼ横ばいだった白馬村では、限られたスキー客を一人でも多く呼び込もうと、手軽に使える貸しコテージや、ゲレンデでカニ鍋を安く提供するなど、特徴のあるサービスに関係者が知恵を絞っている。

同村観光協会によると、12月27日から今月5日までの村内のスキー客は計15万9256人で、悪天候が続いた昨季の15万6896人とほぼ同じだった。今季は雪質も良く、降雪の後に好天があるなど気象条件は比較的恵まれている。

しかし「年末の山陰地方の大雪被害報道で、宿泊キャンセルが出たところもあった」(同協会)といい、低落傾向を挽回できないでいる。

白馬五竜いいもりゲレンデでは、3連休初日の8日も、利用者は約2000人とほぼ前年並み。ゲレンデを運営する大糸(太田純雄社長)の社員、下川洋司さんは「最近は3連休でも2日目に帰り、最終日は家で休むという客が多い」という。

一方、同ゲレンデは3月2日までの毎週日曜の昼を「大鍋の日」とし、1杯100円で味わえるカニ鍋(300食分)を始めて好評だ。行列に並んだ東京の男性会社員は「8日未明に出発して、午前4時半には着いた。雪質は新潟よりいい」と話し、温かいカニ鍋を堪能していた。

同社は昨年12月、新たに貸しコテージも始めた。3〜8人用の木造2階建て計5棟で、車で5分のスキー場で楽しんでもらう企画。

3人用2万1000円からと価格設定を抑え、大阪府と兵庫県の20代の会社員カップルは「きれいなログハウスで雰囲気が良く、次回も利用したい」と話していた。問い合わせは同社0261・72・5050。
(毎日新聞)