松本市は6日、市の指定管理者が運営している「乗鞍高原いがやスキー場」を今季限りで廃止する方針を明らかにした。

利用客の減少と赤字が続いたためで、3月21日で営業を終了する。

市によると、同スキー場は88年に旧安曇村が設置。56年冬季五輪・スキー回転の銀メダリスト、猪谷(いがや)千春氏(79)が小学生時代に、周辺の斜面で練習していたことにちなんで名付けられた。

2コースにリフト1基と規模は小さく、近くに大型のスキー場「Mt.乗鞍」がある。市は06年に第三セクター「乗鞍観光」に運営を委託していた。

ピークの92年ごろは3万人が来場したが、昨季は土日祝日だけの営業で約7000人まで減少。最近は毎年2500万〜3000万円の赤字が続き、昨年末に地元の安曇地域協議会が廃止を了承した。

市は2月議会に廃止の議案を提出する。跡地には、マウンテンバイクコースなどの設置を検討しているという。

菅谷昭市長は「由緒があり残念だが、跡地利用は地元と一緒に知恵を絞りたい」と話した。
(毎日新聞)