まとまった雪が降り、安比高原スキー場はたくさんの人でにぎわった=八幡平市安比高原スキー場にとって待望のまとまった降雪があり、八幡平市の安比高原スキー場は25日、多くの人でにぎわった。ゲレンデでは中国語や英語の会話も聞かれる。海外の観光客誘致に力を入れ、成果が表れてきた。

国内のスキーブームのピークは1992年で、安比高原にも年150万人が訪れた。ピークが過ぎると、2006年まで毎年1割ずつ減少。若干持ち直した昨年も、49万2千人ほどだった。

そこで目をつけたのが、海外からの観光客。県の支援を受けて昨年から、オーストラリアの観光客誘致に励んでいる。昨年は100人にも満たなかったが、今年はオープン9日目にして、すでに延べ730人に上っているという。

韓国には5年前から現地事務所を設け、PR活動を進めている。一昨年は200人ほどだったのが、昨年は400人に倍増した。

1、2年前からスキー、スノーボードのブームが到来しているという韓国では、人工降雪のスキー場が多く、天然雪の日本が人気。秋田や仙台との定期便を利用して、多くの観光客が安比にも足を運ぶという。

台湾からは、花巻空港へのチャーター便で多い時には年間1万人が訪れる。
スキー場のスタッフは英語や中国語の習得に努め、ホテルの受け入れ態勢も整えた。ホームページには英語、韓国語のページを用意した。

台湾から家族や友人6人と来たカン・シェイメイさん(35)は安比高原に4泊する。「5年前に一度来て、雪質がよかったのでまた来た。他のスキー場とは全然違う」という。

同スキー場を運営する岩手ホテル&リゾートの小林圭・ディレクティブマネージャーは「数年前まではスキー人口が減り、確かに落ち込んだ雰囲気はあったが、今は悲観的な要素は何一つない。雪という商材で、優位に戦える」と話した。

安比高原スキー場は全21コースのうち、26日から14コースが使えるようになる。



各地のスキー場で本格的な営業が始まった。

雫石町の雫石スキー場は25日夕、山頂付近で60センチ、中腹で50センチの積雪に。「ゲレンデが整い、お客様に対応できるようになった」と担当者。今シーズンは開業30周年。大人3万8千円だったシーズン券を3万円に下げ、ちょうど30歳の人にはさらに30%割引にするという。

八幡平市の八幡平リゾートは25日から、パノラマコースの一部でナイター営業(午後4時〜9時)を始めた。年末年始も休まず1月9日まで続ける。
(asahi.com)