雪不足でオープンを延期した北海道夕張市の「マウントレースイスキー場」=13日近年の暖冬傾向に漏れず、今年もスキー場は雪不足。各地でオープンを遅らせるなどの対応を強いられている。

気象庁によると「ラニーニャ現象」の影響で今後、西日本中心に冬らしい寒さとなる予想で、今週半ばには寒気が日本列島に入る見込み。「とにかく雪を」と関係者は期待するが、今季は果たして−。

気象庁によると、先月十五日以降の平均気温は北日本で平年より二度以上高い所も。十四日朝の積雪は、国内有数の豪雪地、青森県・酸ケ湯で三一センチと平年の35%。

一方、北海道帯広市で平年の一・五倍の一五センチなど、一部平年を上回る地点もある。同庁は「今週半ばに寒気が入り、雪不足は解消される」と予想する。
北海道夕張市の「マウントレースイスキー場」は十一月二十七日に予定していたオープンを延期。十四日朝も雨で、朝の最低気温は〇・二度と平年を七・八度も上回った。

酒井義光支配人は「人工降雪機を動かしても解けてしまう」と嘆く。一部営業している別のスキー場に客をバス送迎している状態で「週末に人工雪で一コースでもオープンしたい」。

長野五輪の会場となった長野県白馬村の「白馬八方尾根スキー場」も、四日のオープンを見送った。「ゲレンデの状況は」との問い合わせが一日十〜二十件あるといい、寒気を見越し今週末の開業を目指す。

例年百万人以上が訪れる新潟県の苗場スキー場は「今後の寒さでお客さんの入りが変わってくれれば。今季は百二十万人の来場を目指す」と意気込む。

四日に人工雪でオープンしたが、リフト二十三本のうち稼働しているのは四本という。
(東京新聞)