スキー場開きを迎えても積雪がほとんどなく、草などが露出しているゲレンデ=上山市・蔵王ライザワールド 12月も中旬を迎えたものの、暖かい日が続く県内。山形地方気象台によると、今月10日までの平均最高気温は平年より6度以上も高い12.5度。この影響で、スキー場の多くが雪不足に陥っている。一方で、ゴルフ場は大にぎわい。

天候に恵まれた11日は、多くのゴルファーがプレーを楽しんだ。今後も県内の気温は平年よりも高く推移すると予想され、少雪傾向が招いたレジャー施設の明暗は、まだしばらく続きそうだ。

10日にスキー場開きが行われた上山市の蔵王ライザワールドでは、うっすらと雪が積もっているものの、ゲレンデの大部分で土や草が露出している。関係者は「例年なら滑走可能な時期。ここ1、2年は夜に雪が降っても日中に気温が上がり、なかなか積もらない」と嘆く。
12月に入り、待ち切れないスキーヤーから連日、多くの問い合わせが寄せられているが、「雪がないと説明するしかない」と言い、「ずっと待ってくれていた客を逃してしまうのは非常に残念」。

鶴岡市の湯殿山スキー場も雪がない状態だ。リフトの試運転や、冬季限定の従業員を雇うなど、スキー客を迎え入れる準備が整って約1カ月が経過。「電気代など経費がかかる。これ以上シーズンインが遅れると苦しい」と頭を抱えている。

米沢市の天元台高原スキー場は11日から滑走可能というが、積雪は少なめで、「気温が上がれば、営業を休止しなければならなくなるかも…」と不安を口にした。

12月にもかかわらず、多くのプレーヤーでにぎわう県内の各ゴルフ場=山形市・蔵王カントリークラブ 一方、県内の各ゴルフ場は「まだまだプレー可能」とほくほく顔だ。庄内町の庄内ゴルフ倶楽部には今月、10日現在で例年より3割ほど多くゴルファーが訪れている。同倶楽部は「正月もプレーできるかという問い合わせも多い。できる限り長く営業したい」と期待を寄せる。

山形市の蔵王カントリークラブは19日までの営業予定。11日は、昨年より30人以上多い約130人が来場した。早朝から晴れていたため、慌ててゴルフ仲間2人と駆け付けたという同市内の60代男性は「これでゴルフ納めと思っていたが、まだまだできるかも」とプレーを楽しんでいた。

同クラブでは昨年、営業終了5日前に大雪に見舞われ、早めのシーズンオフとなったが、秋場正彦支配人は「まだ週末には多くの予約が入っている。このままの天気が続けば、今年は営業終了日まで大丈夫そう」と話していた。
(山形新聞)