富山県立山町の北アルプス・立山連峰で11月30日午前、スキーとスノーボードの男性会社員6人が巻き込まれた雪崩で、死亡した東京都世田谷区の武田悠さん(32)は窒息死だったことが1日、富山県警への取材で分かった。

上市署によると、6人は国見岳の北斜面を登っている際に、雪崩に遭った。周囲にいたスキーヤーらが5人を救助したが、武田さんだけが見つからず、発生から1時間以上たって、深さ約2メートルの雪に埋まっているところを県警の山岳警備隊員が発見した。

現場は中部山岳国立公園内で、公園を管理、維持する環境省長野自然環境事務所は1日、富山県警や地元山岳関係者から事情を聴き、雪崩の起きた状況の調査を始めた。

担当者は「現場はスキー場ではないので利用者のリスクは伴うが、山岳公園の安全利用のために危険を回避できる対策があれば検討したい」としている。
(共同通信)