阿仁スキー場:運営会社が北秋田市に譲渡へ 津谷市長、受け入れ方針 /秋田北秋田市の森吉山阿仁スキー場施設を所有する外資系のウィンターガーデン・リゾーツ社(東京)が北秋田市に施設の無償譲渡を申し入れ、市は受け入れる方向で検討することになった。11日開かれた市議会全員協議会で、津谷永光市長が明らかにした。

市によると、10月上旬に同社関係者が来庁。不動産事業からの撤退に伴い同スキー場施設を無償譲渡する意向と、11年3月末まで譲渡先が見つからない場合は原状回復するなどの方針を示して市に受け入れの意向かあるか打診してきた。

この日の全員協議会で、津谷市長は「スキー場は市の観光の柱。廃止となれば地域経済に与える影響が大きく、受け入れることを視野に検討していく」と説明した。交渉がまとまれば、指定管理者制度を導入しNPO法人に運営を委託する準備を進める意向を明らかにした。
これに対し議員からは異論を唱える声はなかったが、将来予測される原状回復について「同社負担となるよう交渉するように」との要望が出た。

同スキー場は87年、西武グループが森吉スキー場とともに開設した。その後森吉スキー場は07年3月に廃止され、阿仁スキー場の施設は同社に事業譲渡された。09年10月からはNPO法人冒険の鍵クーンが施設を借り受け営業している。

09年度の利用者は前年を約1万5000人下回る約5万人。市によると、スキー場施設の経済影響額は09年度実績で年間約3億7000万円に上る。
(毎日新聞)



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