比良スキー場の跡地で見つかったごみを調べる関係者ら(大津市北比良)京阪電気鉄道の子会社が運営し、利用客減少のため平成16年に閉鎖された比良スキー場跡地(大津市北比良)で、土砂崩れが頻繁に発生し、地中に埋められていたスキー場時代とみられるごみが大量に露出していることが10日、わかった。県は京阪に撤去を要請し、京阪も応じる方針。11日に県と京阪の担当者、地元地権者らが現地を視察、今後の撤去計画を協議する。

比良スキー場は昭和36年に比良山系最高峰の武奈ケ岳(1214メートル)頂上付近にオープン。約2300メートルのリフトとロープウエーなどを完備した本格的スキー場で、来場者は昭和58年に10万人を超えていたが、その後は減少し、平成16年3月末で閉鎖。琵琶湖国定公園内にあり、現地をもとの状態に戻すことが義務づけられていたため、京阪はほぼ3年間にわたり約9億円を投じ、施設を撤去し、植樹や池造成などの回復工事を手がけた。
しかし、工事終了後から、跡地一帯の地盤がもろく、土砂崩れが頻繁に発生。地中から、スキー場を運営していた当時のものとみられる金属片や食器の破片、空き缶などのごみが大量に露出する事態となっていた。

このため、登山者らから、ごみを見たとの情報が県に寄せられ、県自然環境保全課は独自で現地調査したが、「ごみを放置したままでは原状回復は不可能」として京阪に撤去を要請した。京阪も応じることを決めた。

11日の現地視察で状況を確認。年内に撤去計画をまとめる。山の雪解けをまち来春ごろから撤去作業を始める予定。
(産経新聞)



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