ルスツリゾート加森観光(札幌)は12日、中国のスキー場経営会社と業務提携する方針を決めた。19日に札幌で調印する。同社経営のルスツリゾート(後志管内留寿都村)と、スキー指導者や運営スタッフの人材交流を進める。国内スキー人口が減る中、中国との関係を強めて増加が見込める中国人客を呼び込む。

提携先は、中国河北省で「万龍スキー場」を経営する民間企業「張家口万龍運動旅遊有限公司」。今季は万龍が11月6日、ルスツが11月20日に開業予定で、両施設に相手スキー場の紹介コーナーを設ける。ルスツ側は、質の高い粉雪や北海道の食などの魅力をアピールする。12月には万龍側の運営スタッフ約30人がルスツを訪れ、交流を深める予定だ。
両スキー場でレンタル店を営む日本のスポーツ用品販売業者が提携を仲介した。加森観光が海外のスキー場経営者と提携するのは3件目。過去2件は韓国で、中国は初めて。

万龍は2003年に開業。北京から車で2時間半で、22コースとリフト5基を擁する中国有数の大規模スキー場。山頂の標高は2110メートルで雪質が良く、日本人プロスキーヤーも合宿するという。

ルスツのスキー客のうち外国人は約15%。豪州や香港からが多く、中国本土からはほとんどいない。加森観光は「中国のスキー人口は急増している。万龍からルスツにスタッフを派遣してもらい、中国の最新スキー事情を把握して受け入れ態勢を整えたい」としている。